博多区博多駅前|1974年創業。半世紀、守り続けてきた味。「詩」を淹れる『珈琲館ポエジー』
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目次
25歳の決断。サラリーマンの声から始まった1974年
福岡市博多区博多駅前。
1974年、この地に一軒の喫茶店が生まれた。「気軽に入れる喫茶店があったらいい」そんな声が、珈琲館ポエジーの原点だった。
創業当時、内藤オーナー(奥様)は25〜26歳。幼い娘さんを抱えながら、店を切り盛りする日々が始まった。
創業当初は、近隣で働くサラリーマンたちが主な客層だった。仕事の合間や出勤前、コーヒーを一杯飲みに立ち寄る人が多かったという。
時代とともに街の表情が変わり、現在では、そうした常連客に加えて、博多駅周辺のホテルに宿泊する人たちがモーニングを目当てに訪れるようになった。


ドン・キホーテのようなオーナーと、水出しコーヒーへのこだわり
コーヒーづくりを突き詰めたオーナー夫妻。特に凝り性だという内藤さんのご主人。「ドン・キホーテみたいなよ」奥様はやさしく微笑む。

理想を追い、納得がいくまでやり抜く。その姿勢の末に行き着いたのが、品質を安定させるためのダッチ式(水出し)コーヒーだった。
時間をかけて抽出することで、苦味は穏やかに、口当たりはやさしく。忙しい時間帯でも、いつ来ても同じ味を出す。そのための手間を惜しまない。オーナー夫妻のこだわりに心の中で脱帽した。

コーヒーとホットサンド。変えなかった朝のかたち
この日いただいたのは、ダッチ式の『アイスコーヒー』(500円)、生クリームを浮かべた『ホットコーヒー』(500円)、そしてモーニングの『ハムトースト』(700円)だ。こんがり焼かれたパンに、しっかりとした具材。朝の身体にちょうどいい満足感がある。
「コーヒーを飲みながら、栄養のあるものをゆっくり食べてほしい」それは創業当時から変わらない思いだという。創業から51年。変えていないのは、コーヒーの味、そして「急がせない朝」だ。



店内には時を刻み続ける仕掛け時計、輸入レンガの壁、テーブルには今も灰皿が置かれている。健康志向の高まりを意識しながらも、それぞれが心地よく過ごせる距離感を大切にしている。



博多駅前の喧騒から少し離れ、コーヒーとホットサンドで一息つく。ポエジー珈琲館は今日も、変わらない「詩」のある朝を用意している。
店舗情報
- 店舗名
- 『珈琲館ポエジー』
- 住所
- 福岡市博多区博多駅前3-12-14
- 営業時間
- 8:00~18:00(OS.17:30)、土曜8:00~14:00(OS.13:30)
- 電話番号
- 092-411-9558
- 定休日
- 日祝日
- 駐車場
- なし
- イートイン
- あり
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