中央区天神|ふたをしない理由。天神で味の変化を連れ出すコーヒー『ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ』
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警固神社のとなりで、“香りから始まる”テイクアウト
福岡市中央区天神。警固公園と警固神社に寄り添うように、2024年2月9日、『ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ』はオープンした。街の中心にありながら、コーヒーを片手に外へ出ると、空気がふっとやわらぐ。ここでのテイクアウトは、「持ち帰る」よりも「連れ出す」という言葉がしっくりくる。ホリデーシーズン限定の『シングルオリジン』(750円)を受け取った瞬間、まず感じたのは、花のように軽やかな香りだった。ふたは、ついていない。「ふたをすると、どうしても香りが閉じてしまうんです」そう話すのは、副店長の桃木さん。コーヒー本来の香りを楽しんでほしいという思いからだ。

350mlに込めた、“飲み進める楽しさ”
ブルーボトルのコーヒーは350ml。一般的なコーヒー店よりも、やや多めのサイズだ。その理由は明確で、「飲み進めるごとに変わる味を楽しんでほしいから。」中細挽きの浅煎り豆を、有田焼の磁器製ドリッパーで丁寧に抽出する。最初は華やかに、温度が下がるにつれて香りがほどけ、次第にマイルドな味わいへと変化していく。使用しているのは、現地で冬に旬を迎えたフレッシュなエチオピア産のコーヒー豆。“Seed to Cup”——一杯がゲストの手に届くまでのすべての工程を大切にする理念は、新しくオープンしたこの福岡天神カフェにも、自然に息づいている。


スコーンとホリデーシーズンの、やさしい気遣い
コーヒーと一緒にオーダーしたのは、『スコーン+リコッタチーズ、ジャム』(750円)。外はさっくり、中はふわり。店内で手作りされるリコッタチーズに、セントラルキッチンで仕込まれたイチゴジャムがよく合う。スコーンは京都で成形まで行われ、店舗で焼いて作りたてを味わうことができる。店内には、ホリデーシーズンのテーマカラーに合わせた花が生けられていた。「クリスマス」ではなく「ホリデーシーズン」と呼ぶのは、宗教的な理由で祝えない人への配慮からだという。


ふたをせず、香りを楽しむ。量を増やし、時間の変化を味わう。

ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェのテイクアウトは、新しい店でありながら、すでに“思想ごと持ち帰れる一杯”になっていた。


店舗情報
- 店舗名
- 『ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ』
- 住所
- 福岡市中央区天神2-2-20 1階
- 営業時間
- 8:00-20:00
- 駐車場
- なし
- イートイン
- あり
- @bluebottlejapan
- HP
- 公式サイトはこちら
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