博多区中洲|櫛田神社の赤い店先で。二人で分けたくなる、やきもち『櫛田茶屋』

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≪シティ情報ふくおか≫12月号は“デート特集”。デートの際に知っていると重宝するのが“食べ歩きグルメ”。今回は、誌面で紹介している「おこもりステイ(P70)」の合間に立ち寄りたいおすすめの食べ歩きグルメをご紹介します。

神社の入口で、立ち止まらせる赤い店構え

地下鉄・櫛田神社前駅からほど近く。博多の総鎮守、櫛田神社の南門の入り口に、ひときわ目を引く赤い店構えがある。それが、創業80年の『櫛田茶屋』だ。平日のお昼前。参拝客の流れに混じって、次々と人が吸い込まれていく。常連らしき人もいれば、観光客の姿もある。「やきもち10個ください」そんな注文が飛ぶのも、この店では珍しくない。

一度に20個。鉄の鋳物で焼く、変わらない手順

注文すると、意外なほど待たずに焼き上がる。使われているのは、年季の入った鉄製の鋳物。一度に焼けるのは20個までと決まっている。もち米とあんこは仕入れたものを使い、余計なアレンジは加えない。昼どきはとくに忙しく、焼いては並び、また焼くの繰り返しだ。長く続く店ほど、工程はシンプル。だからこそ、ぶれない。

カリッと焼けた一口が、歩く時間をちょうどよくする

焼きたての『やきもち』(150円)は、手のひらサイズ。外はカリッと香ばしく、中のあんこは甘すぎず、ほどよい。二人で一つを分けてもいいし、「もう一個いく?」と自然に会話が生まれる。

櫛田神社を参拝して、店主の荒牧さんの笑顔に見送られて、川端商店街へ向かう途中。歩きながら食べるこの一口が、デートのテンポを少しだけやさしくしてくれる。

豪華じゃない。でも、ちゃんと覚えている味。櫛田茶屋の『やきもち』は、博多の散歩にちょうどいい余白だ。

店舗情報

店舗名
『櫛田茶屋』
住所
福岡市博多区上川端町1-12
営業時間
12:00-17:00
電話番号
092-271-7618
定休日
月・火曜
イートイン
あり

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